Alternative Garage Rock'n'Roll Band RedColoredGunのブログ

Red Colored Gun Vo.G 三吉 秀典 Ba. 中島 大介 Dr. 直江 卓哉 によるAlternative Garage Rock'n'Roll Band 2001年6月大学内音楽サークルにて結成。 学内スタジオでのセッション期間を経て、活動の場をライブハウスへと移行。 三軒茶屋Heaven's Door,渋谷Chelsea Hotel,六本木Club Edge, 新宿Loft,松本Mole Hall,赤坂天竺,下北沢Shelterなどでライブを行う。

好みの音について

 

 

かなりマニアックな話にはなるが
ミュージシャンにはそれぞれの好みの音というものがある

 


ここでの好みの音とは好きな曲調やジャンルという意味合いではなく

一つ一つの楽器の音の鳴り方響き方といったニュアンスのものである

 

 

好んで聴いてきたイギリスの音楽からの影響を
無意識に受けた部分もあるのかも知れないが
ギターボーカルの三吉は所謂ウェットな音が好みだ

 


日頃愛聴する音楽のみならず
自らのボーカルやギターの音色に関しても

空間が感じられるような広がりのあるサウンドが好みである

 

 

 

これに反してドラムの直江はドライな音が好みである


60年代のロックンロールやモータウンサウンドなどの音源で聴けるような
あたかもその場で鳴っているかのような音質、音像を好む

 


自宅で音楽を聴く際にも

好みの音質になるように毎回細かくイコライザーを調整したり

より生々しいサウンドを求めて

アナログレコードが聴けるオーディオ環境を整えるなどと

彼の音への拘りは半端なものではない

 


ベーシストの中島の愛車にはウーハーが積まれている


そこで鳴り響く音楽はあたかもクラブの様な、重低音域が強調されたサウンド

 

 

 

 

ホールの特性や時間的な制約などの下にあって

細かな音の響きまでは指定が困難なライブとは異なり
レコーディングでは楽器一つ一つにマイクを立て

音のバランスや響きまで時間をかけて調整していくこととなる

 


だが音の響き、鳴りに関して

言わば無限の可能性の中での調整となるだけに

メンバー間でのサウンドの最終的な一致を図るのが本当に困難だ

 

 

レコーディングでは元となるサウンドを作り込み
演奏を録音していく時間もさることながら
それと同じ、またはそれ以上の時間をかけて

こうした細かな調整を一つ一つの楽器に対して施していくことになる

 

 

だがこうした多大な時間を費やしてもなお

バンド内では過去にレコーディングした楽曲のミックスダウンのやり直し

あるいは再度のレコーディングの話題が上ることが珍しくない

 

 

このようにもともと三者三様の音の好みを持つRed Colored Gunであるが

それぞれの求めるサウンドへのこだわりはより強く

自らのバンドサウンドに向けられて


益々深まるばかりとなっている

 

 

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