Red Colored Gun はここ数年のライブでは
ライブ当日にライブハウスの近くのリハーサルスタジオに入り
本番直前の最終リハーサルを行う事が多いが
前もってライブハウスから伝えられている
バンドのライブハウスへの入り時間に関わらず
最終リハーサルが終わった後には
できるだけ早くライブハウス入りをしようと心掛けている
ライブ当日はライブに向けた準備があるため
色々とやらなくてはならない事が多いのだが
その一つ一つがライブの成否に繋がっていく重要なものであるため
時間的にも余裕をもって
なるべく丁寧にそれらをこなしていきたいと
メンバー全員が考えるようになったからである
ライブハウスでは当日
その日のライブでお世話になるライブハウスのスタッフや対バンへの挨拶から始まり
続いてPAスタッフと照明スタッフに対して
バンドからの要望を伝えるためのシートを記入
最後にそれをもとにしてステージ上でのリハーサル
という流れで本番に向かっていくのだが
ライブ当日には
こういった手順の重要性をメンバー間で共有しながら
気を抜かずにしっかりと行う事が
ライブでのトラブルを避ける上で
大変重要な要素になると考えている
そんなライブ前の慌ただしい時間の中ではあるが
その中で個人的なちょっとした楽しみとなっているのが
その日に競演する対バンのリハーサルの見学である
バンドの音量バランスや音作りに関する考え方は
各バンドによって全く異なるため
ライブハウスでは同じ環境で同じ音響機材を用いて演奏しているにもかかわらず
本番でステージ上から聴こえてくるサウンドは
バンドによって全く異なる
この違いがバンドの個性となってお客様へと伝わっていくのだが
そのサウンドを作り上げていく過程を見ることができるリハーサルの見学は
バンドマンとしてとても学ぶ事が多いのだ
また一人一人が個性的で主張の強いバンドマンが
ライブに向けて真剣にバンドのサウンドを作っていく過程では
本番では見られない各個人の人柄や
グループにおける関係性が見えてくる事も多く
こうした部分が垣間見れることによって
さらにそのバンドへの興味や関心が高まることも多い
ライブ直前のこうした時間はどのバンドも
多かれ少なかれ緊張しているものだが
こうした状況でも
気が合いそうなバンドマンを見かければ
同じバンドマンとして声を掛けてみることも多いし
逆にこちらも
バンドの音楽性や楽器の音作りなどの面でありがたい言葉をいただくこともある
バンドマンとしては
お客様はもちろんのこと
同じバンドマンから好評をいただくのも
ライブの日ならではの醍醐味であるため
本当に嬉しい事だ
また他のバンドの同じパート同士で
影響を受けたミュージシャンや音作りの話題等で盛り上がるなどして
それをきっかけにバンドマン同士の交流が始まることも多い
ライブ当日にライブハウスで共演する対バンは
一方では
その日のライブに訪れたお客様を奪い合うライバルなのだが
もう一方では
協力してともに一つのイベントを作り上げる仲間でもある
ライブではお客様との交流はもちろんのこと
他のバンドとの交流もまた本当に楽しいものである