現在Red Colored Gunでメインギターとして使用している
グレッチのテネシーローズはバンドで使用した3本目のギターとなる
1本目のギターはバンドの初期に学内のライブで使用していた
ヤマハ製のバイオリン型のギターだ
ポールマッカートニーが使用しているヘフナーのベースによく似た形状のギターで
サスティン(音の伸び)が良く
セミアコ特有の丸みのあるふくよかな
サウンドが特徴的なモデルだった
2本目のギターはライブハウスへの出演にあたって購入した
グレッチの6119というモデルだった
グレッチのギターの特色である歯切れの良いサウンドが
バンドに合うはずだと考えて購入したギターであったが
Red Colored Gunのサウンドに必要なレベルまで音量を上げると
ハウリングの問題に悩まされ
ほぼ使用しないまま手放すこととなった
そして3本目となるギターが
現在使用しているグレッチの6119-62テネシーローズというギターである
見た目は2本目に使用していた6119と一見変わらなく見えるが
6119と比べるとボディが薄く作られている点
ボディにあるFホールがダミーとなっている点が異なる
上記の2点の違いによって
前回のギターで悩まされていたハウリングの問題が解消された
またこのギターは
ピックアップ(弦の振動を電気信号に変換するパーツ)部分に改造が施されている
もともとギターにつけられていたピックアップを
グレッチのギターユーザーに評判の良いTV JONES製のものに交換したのだ
エレキギターにとって心臓部であるといっても過言ではない
ピックアップ部分の交換には大きなリスクがあったが
信頼のおけるギターのリペアマンの推奨もあって決断した
ピックアップの交換によって
もともとこのギターが持っていた歯切れの良いサウンドに音の太さがプラスされた
このことにより
例えばバンドがロックテイストを前面に押し出した楽曲を演奏していて
ベースとドラムの音圧が最大限に上がった局面の中にあっても
そのサウンドの中で埋もれることのないパワフルなギターサウンドを出力することが可能になった
またRed Colored Gunの楽曲には欠かせない歪ませたドライブトーンでは
さらにきめが細かく抜けの良いサウンドを得ることが出来て
改造は大成功となった
改造を施したことにより
愛用のギターが自分だけの1本となり
愛着もより深まった
ステージ映えのするルックスを持ったギターでもあるため
最高に気に入っている1本である
ギターの変更によってバンドのサウンドは大きく変化する
そのギターに似合った曲調というものも
間違いなく存在するため
ギターの選択は曲作りを左右するものともなる
試行錯誤を経て選択したテネシーローズのギターとは
今後も長い付き合いとなりそうである