町田クラシックスは2018年4月にオープンした
新しいライブハウスだ
Red Colored Gunは2019年の1本目のライブを
この町田クラシックスにて行った
初出演となるライブハウスであったが
僕らのバンドにとってゆかりの深い土地に新たに建てられたライブハウスであることから
オープン当初からその存在が気になっていたライブハウスであった
というのも
このライブハウスが建てられたビルには
もともとバンド用のリハーサルスタジオが
入っていて
このスタジオこそが
当時主に学内のリハーサルスタジオでセッションを繰り返していたRed Colored Gunが
初めて使用した学外のリハーサルスタジオだったのである
そして今は無くなってしまったそのリハーサルスタジオを大幅に改装し
新たに作られたライブハウスが
この町田クラシックスなのである
当時のRed Colored Gunは
学内のスタジオにて
毎週金曜日に
ライブに向けたコピー曲の
練習をしながらも
バンドの新たな展開としてバンド自身のオリジナル楽曲を
作成すべく自由なセッションを繰り返す日々だった
そして日々繰り返されるセッションの中で
メンバーの3人がRed Colored Gunの初めての
オリジナル楽曲として必ず仕上げなければならない
と感じた楽曲の原型がついに生まれることとなる
当時の僕らはこうした楽曲のモチーフのセッションは
メンバーが所属していた学内の音楽サークルが所有するスタジオで行うものだと決めていた
だがその時期は目前に学園祭のライブを控えていたことから
学内のスタジオがサークルの他のメンバーの予約で埋まってしまっていた
そのため楽曲を完成させるべく
急遽学外のリハーサルスタジオの予約を取ることとなったのだ
そしてそんな中で使用したこのスタジオにて
Red Colored Gunの初のオリジナル楽曲であるMagentaが生まれることとなったのである
この楽曲が出来上がる以前の僕らは
早くオリジナル楽曲を演奏するバンドとして生まれ変わらなければならないと
頭では理解しながらも
コピーバンドとしてサークル主催のライブに出演していた
そのため
学内のスタジオでも他のバンドの楽曲のコピーとフリーセッションの時間が
半分半分といった割合で練習していた
だがバンドにとって初めてのオリジナル楽曲Magentaが生まれてからは
完全にスタジオはオリジナル楽曲を生み出すための
実験の場へと意味を変えることとなった
セッションを繰り返し
その中で生まれた楽曲のモチーフをしっかりと楽曲として完成させ
ステージで披露するというバンドの意識はこの頃に定着したものだった
そのため
当時この場所に存在していたスタジオは
Red Colored Gunにとって
大きな活動の転機を迎えることとなった場所
と言うことができるのである
また当時学内のスタジオと並行して
徐々に使用する機会が増えていったこの町田のリハーサルスタジオでの
募集がきっかけとなり
バンドは川崎クラブチッタへの出演を果たすことにもなった
所属していたサークルが主催しているライブに出演しながらも
メンバーの中ではライブハウス出演への意欲が高まっていった
町田クラシックスは
当時のリハーサルスタジオから内装を一新して
全く新しいライブハウスとして生まれ変わったわけだが
2019年のライブではオリジナル楽曲を作り始め
活動の拠点を徐々にライブハウスへと移行していった当時の自分たちを思い出し
バンドにとってはどこかで懐かしさを感じながらのステージとなった
そして
こうした意識の中で出演した町田クラシックスは
早くもバンドにとって特別なライブハウスとなったのである
町田クラシックスは比較的新しいライブハウスだが
その音響の良さと照明の良さで
出演したバンドマンから
非常に高い評価を集めているライブハウスでもある
Red Colored Gunも初の出演となるにも関わらず
ライブハウスを支えるスタッフのきめ細やかな気遣いや
その仕事ぶりの中で
非常に気持ちよく演奏することが出来た
またライブハウス自体の広々とした作りや
併設されているBARスペースからは
店長のライブハウスに対する強いこだわりが感じられる
出演後にはお客様から
ライブに対する感想と共に
非常に居心地の良いライブハウスだった
という声をいただくことが出来た
町田クラシックスは
新たに加わったRed Colored Gunにとっての特別なライブハウスであるだけでなく
ライブハウス選びに迷っているバンドマンに
強く出演をお勧めしたいライブハウスである