サークル内でのライブは学園祭など年間5本程度あり
当面の目標はその全てに出演することであった
初めの何本かのライブはBlankey jet cityのコピーバンドとして
出演していたが
もともと僕が志向するメロディアスな音楽
中島が志向するハードコアなパンクサウンド
直江が志向するストレートな60' のサウンド
では
行く先バンドの対立
解散が目に見えていた
コピーの合間にスタジオでやっているセッションをさらに発展させ
各々の個性が活きるオリジナルの作品を作り
自分たちだけのサウンドを確立する必要があった
また
先に卒業する中島が学内にいる間に
バンドの活動を確固たるものとし
サークルと無関係の学外のライブハウスに
活動の拠点を徐々にシフトチェンジしていく必要があった
ライブハウスへの出演の最低条件はオリジナル作品の演奏である
そのため
早々に他のバンドのコピーに見切りをつけ
僕らはオリジナルの作品の制作へ動き出した